そういえば、国家の品格も読みました

国家の品格(藤原 正彦著)も一時期非常に流行りましたね。流行語大賞もとっているそうで、確かに多くのメディアなどで、「○○の品格」というタイトルが誌面をおどりました。
本書では、数学者である藤原 正彦氏が、世界の中における日本の在り方について、そして日本にとって必要なことについて、独自の理論から解説していきます。
非常に、共感できる点や、逆にうーむとうなる点があり、その意味では日本に対して一石を投じた本と言えると思います。なにせ、どうでもいいという感想の本では、ここまで有名にはなりにくいですからね。
いろいろと考えさせられたという点で、とても意義のある本であると個人的に思っています。個人的には、流行だった当時に読むよりも、今あえて読むほうが楽しい本だと思いますよ^^
また、日本文化について詳しく研究していない数学者の方という視点が非常に素晴らしいと思います。自分も含めて、どれだけの人が、日本の文化について、日本の精神について、そして日本以外の国の文化や精神について考えていたでしょうか。
藤原 正彦氏が感じている現代に対する違和感をそのまま形にした本書。相容れない方もいらっしゃると思いますが、一度手にとって軽くでも読んでみると、自分の日本観について再認識できるので、個人的にオススメです。