何かが増えれば、何かが減る

人は生まれたら死ぬものです。そのため、死因の種類は何かが下がれば、何かが上がるのは必然だなと思ったりしています。
今の時代は、やはり「がん」が増えているわけで、治療方法が確立されるまでは、たぶん、当分は「がん」が死因のほとんどを占めるのだろうなと。
そういうわけで、発がん性物質の印象は悪いわけです。
で、何が言いたいかというと、もし、がんの特効薬が発明されたとして、死因のほとんどが老衰になった場合、今度は老衰の印象が悪くなるのかなと。
そうすると、永遠の命が欲しくなるわけで、そして究極的には、永遠の若さに落ち着くのかなと。
ここまでは、当然の帰結なわけですが、その後に何が来るのか、いまいちピンと来ていません。
昔、サザンアイズというマンガがありまして、永遠の命を持っている妖怪が、人間になるという話です(すいません、かなりはしょりました。。。)。
ちゃんとしたストーリーは
http://ja.wikipedia.org/wiki/3%C3%973_EYES
を、ご覧ください。
で、なぜ人間になるかというと、確か300年ぐらい生きると、さまざまなことに興味を失って、生きる意味を見失い、死を求めるようになり、人間になるという説明があった気がします。
この感覚、なんとなくですが、わかるような気がします。まあ、実際にそんなに長生きしてないので、あくまで感覚ですが。。。
最終的に死に落ち着くとなると、そこでループが起きて、一体、最後はどんな形が良いのか、なんとも不明瞭だなと。
ふと、漁師とビジネスマンの話を読んで、そんなことを思い出しました。

source:「疾病、傷害及び死因の統計分類」|厚生労働省