臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生(森 博嗣著)を読み終わる

というとこで、昨晩読み終わりました。本書では、理系大学生からの質問に森助教授が答えるという形式(そのままですが)になっています。質問は、理系大学生から実際にあったものを使っているようです。
森 博嗣氏の講義では、テストを行わず、学生からの質問で評価をするとのこと(実際には、テストを希望する方のみに、個別にテストを行うことがあるそうです)。テストが嫌いな人にとっては、うれしいかぎり^^と思いきや、質問内容には、本当にテストをしないのですか?というものもあり、大学入学までのパターンが崩されたことへの戸惑いも感じられます。なぜ、テストをしないのかは、森 博嗣氏の信念から(本書では、森 博嗣氏の教育に対する定義があり、個人的には教育方針という言葉が適切ではないと思ったので、あえて信念としました)。
で、本書のキモは冒頭の10ページぐらい。あとはその実践例となっています。まあ、この実践例が面白いかどうかで、意見が分かれるとこかもしれません。面白い質問にニヤリとしたり、うまい切り返しにニヤリとしたりと、爆笑ではないですが、ニヤリとしてしまうことが多いですよ。
また臨機応答・変問自在2も出ているようなので、本書で足りない実践例を見たい方は、さらに楽しめると思いますよ^^