若い世代の人口比率が高いと、変革の運動が起きやすい?(個人的な仮説

ここのところ、イランの話題が絶えませんね。先日、ワークショップに参加した際に、ふと思った人口分布と革命の関係性について、少し補足したいと思います。
まず、革命という言葉はあくまで個人的なインスピレーションであり、語弊があると考えました。
適切に表現する言葉が見つからないので、ここでは「変革の運動」という言葉を用います。また、ここでは、変革の運動が正しいかどうかについては議論いたしませんのであしからず。


さて、ことの発端は、三鷹の元校長先生に密着したテレビ番組です(番組名は忘れてしまいました)。その放送内で、その元校長先生が、
学生運動に参加できなかったことに負い目を感じている」
といった発言をしたことが影響しています(テレビなので、出典を探していません。あくまで私個人の記憶です)。
この元校長先生については、ニュースなどでもさまざま取り上げられています。

・元都立高校長が職員会議での挙手・採決禁止を批判
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200906080097.html
東京都立三鷹高校の元校長、土肥信雄さん(60)が、都を相手取って損害賠償訴訟を起こした。今年3月まで校長を務めたが、在職中、職員会議での挙手や採決を禁じた都教育委員会の通知を批判。退職後の非常勤教員としての採用が認められなかった。土肥さんは「意見表明への報復だ」「裁判を通じて、都教委と東京の教育について議論したい」と訴える。

その後、ワークショップでイランのデモの話を聞いた際に、学生などの被害もあるという話を聞いて、
このような変革の運動と、人口分布は、何かしら連動しているのではないか?
と、予測を立てました。
日本の場合、
日本の人口統計 - Wikipedia
を見ると、2006年10月1日現在のデータがあります。
学生運動 - Wikipedia
には、

日本で最も高揚した学生運動は、1960年の安保闘争と、1960年代末から1970年にかけての全共闘運動・大学闘争である。

とあり、第1次ベビーブームの世代とある程度一致するように思えます。若い世代の人口比率が高まった時期とも言えるのではないでしょうか。
次に、ネットを使って人口についていろいろと調べてみたところ、
イランの年代別人口構成を眺めて悩んだ: 極東ブログ
にイランの人口分布がありました(2006年のもの。元データは、米国国勢調査局のIDB Population Pyramidsのようです)。
これを見ると、イランでは極端に若い世代が多いことがわかります。現在は2009年ですので、ちょうど3年前のデータです。ニュースなどの情報では、大学の学生なども被害が出ている(参加している可能性がある)と、伝え聞いています。
そんな理由から、推論につぐ推論ではありますが、個人的に学生運動があったころの日本と同じような状況なのではないか?という考えがふと浮かんだわけです。
まだまだ個人的な想像の段階ですが、
「若い世代の人口比率が高いと、変革の運動が起きやすいのではないか?」
と、ぼんやりですが考えています。
今後、時間があるときにでも、さらに情報収集をしようかなと思います。もし、論文や文献などがありましたら、ご一報いただけるとありがたいです。

source:世界の国々の人口ピラミッド | [備忘ログ]